頭痛が原因でこめかみの両方が痛むわけ|ストレス/風邪/水分不足/
こめかみ左右の両方が痛むわけ
頭痛の起こる原因は、様々考えられます。
左右のこめかみからくる頭痛はそれぞれ違った原因が考えられます。
左のこめかみが痛いという場合は、脳梗塞や脳出血の症状は、手足のしびれ、言語障害、ものが二重になって見える複視などがあります。
また「群発頭痛」などの可能性もあります。
右のこめかみが痛い場合は、緊張型頭痛の場合が多いです。
日常生活が原因で、こめかみが痛くなることもあります。
原因としてはストレスや肩こり、目の疲れ、ホルモンバランスの変化、寝不足などが考えられます。
こめかみの痛みの原因となる病気
慢性硬膜下血腫・脳腫瘍・巨細胞性動脈炎・緊張型頭痛・片頭痛・発熱などに伴うもの・副鼻腔炎・緑内障・帯状疱疹とさまざまな病気が考えられます。
いつも違った痛みだなとか急に激しい痛みが出たとか、そのような場合はすぐに病院に相談した方がいいと思います。
最近では、電話での相談窓口がありますので、症状を確認してもらい対応を決めてもらうことが一番いいと思います。
手遅れとなれば、命にかかわることもありますので。
前頭葉・後頭部・側頭部・目の奥の痛みそれぞれの原因とは
前頭葉が痛む場合
緊張性頭痛、片頭痛、群発頭痛、副鼻腔炎、帯状疱疹などがありますが、脳血管障害、もやもや病、脳腫瘍、髄膜炎など、注意が必要な病気もあります。
激しい頭痛など、強い症状がある場合には速やかに受診しましょう。
後頭部が痛む場合
後頭神経痛、帯状疱疹、緊張型頭痛、片頭痛が原因と考えられます。
後頭神経痛は頭痛、かつ神経痛の一種で、(1)大後頭神経痛、(2)小後頭神経痛、(3)大耳介神経痛の3種類ががあります。
頭痛が起こると、不快で何か大きな病気が原因ではないかと心配になりますが、後頭神経痛は危険なものではなく、1週間ほどで自然に治る場合が多いです。
専門科目は原因によって分かれる場合があり、後頭部の痛みをメインに受診するのであれば脳神経外科などが適しています。
側頭部が痛む場合
緊張型頭痛・後頭神経痛が考えられます。
後頭神経痛には、頭に近い首の骨の変形やヘルニア、また筋肉などの炎症でおこることが多いのですが、それ以外にも風邪や中耳炎の後、固いものを枕にした後でおこることがあります。
目の奥の痛み
目そのものの病気からくるものとして、急性緑内障発作・眼窩の炎症・感染性眼内炎・視神経炎があります。
目以外からくる病気として、片頭痛・帯状疱疹・三叉神経痛があります。
目の奥の痛みが激しい、見えにくいなどの何らかの他の目の症状がある場合には、すぐに眼科を受診してください。
もし子供が水分不足で頭痛を起こしてしまったら
子どもの片頭痛は大人と少し異なり、特徴としては、「片頭痛に関連する周期性症候群」と呼ばれ、子どもに多くみられます。
周期性症候群として
1.周期性嘔吐症候群、2.腹部片頭痛、3.良性発作性めまい、4.良性発作性斜頸の病気が考えられるので片頭痛を疑うことも大切です。
子供が熱を出して風邪をひいてしまった場合には、熱中症も疑った方がいと思われます。
水分不足で熱中症となり頭痛を起こすことがよくあります。
その際には、
・直射日光を避ける
・風通しの良い場所、または、冷房の効いた室内へ移動する
・太い血管がある場所(首、脇の下、足の付け根)を冷やす
・休んだ後に、水分と塩分を十分にとる
体を冷やすときは血管の近くを冷やすと、体の表面だけでなく体全体を効率良く冷やすことができます。また、クーラーだけでなく扇風機も有効です。冷たい風を送るだけでなく、体の表面の汗が蒸発する際に体の熱も一緒に逃がしてくれるためです。
脱水症状による頭痛は、病状としては3段階のうち2番目に悪い状況なのですぐにでも病院で見てもらうのがいいでしょう。
脱水症状を起こさないためには、こまめな水分補給が大切です。
とくに寝る前や起床後、運動中には意識的に水分をとるようにしてください。
水分補給には、塩分とブドウ糖をバランスよく摂取できる経口補水液がおすすめです。
また、経口補水液を飲むことは、脱水の症状が見られた時の応急処置としても有効です。
原因不明の頭痛はどうすればいいの?
原因不明の頭痛になってしまった場合、頭痛専門外来のある病院に行かれることをおすすめします。
今まで原因不明の頭痛として「脳過敏症候群」があります。
「脳過敏症候群」というのは、名前の通り、脳が興奮状態に陥り過敏になって、様々な辛い症状を抱える病気です。
主な症状としては、しつこい頭痛、頭の中で雑音が鳴り響くような頑固な耳鳴り、フラフラしためまい、不安感、抑うつ状態、不眠、などです。
命が危ない、ということにはなりませんが、四六時中悩まされるので、生活していく上で、大きな障害になる病気です。
しかも、病院に行っても「原因不明の頭痛」とか「原因不明の耳鳴り」とか、「原因不明」で片付けられてしまう事が多いのですが、実はただの頭痛とは仕組みが違っていて、頭痛の治療では治らない、辛い病気です。この場合は脳神経外科を受診することとなります、この「脳過敏症候群」というのは、2010年に発表されたばかりの病気です。
この病気は、薬での治療と頭痛のきっかけになる飲酒・喫煙を控えたり、規則正しい睡眠など、生活習慣の見直しをしていくことが必要となってきます。
ストレスが原因の頭痛は?
ストレスが原因の頭痛は、緊張型頭痛と言われています。
緊張型頭痛は、くも膜下出血や外傷などの原因がない頭痛(一次性頭痛)で、約13~78%が生涯に一度はかかると報告されている。
また、男性よりも女性に多いということであります。
大きな原因は心身のストレスです。
たとえば、机に向かってパソコン作業をしたりデスクワークをするなど、長時間うつ向いた姿勢を続けると、首や肩の筋肉、頭の筋肉などが緊張して血流が悪くなります。
その結果、筋肉が疲労し、神経が刺激されて痛みが生じるのです。
女性なら、ショルダーバッグを肩にかけるというような特定の姿勢で発症することもあります。
精神的ストレスを受けた場合も同じです。
基本的に軽い緊張型頭痛であれば、ストレスを解消する・リラックスする・体操をする・筋肉の緊張をほぐす などで頭痛の原因となっていた生活習慣を改善するだけでよくなることも珍しくはありません。
風邪が原因の頭痛の治し方
風邪をひくと・頭痛、筋肉痛が起こります。
体がウイルスと活発に戦うために分泌されるプロスタグランジンという物質が、熱を出したり、頭痛や筋肉痛、関節痛を強めます。
風邪による上気道の炎症に伴い頭痛が起こる。
風邪による鼻づまりで呼吸が乱れていると頭痛が起こる。
痛みや倦怠感が強い場合はインフルエンザの可能性があります。
風邪で頭痛がする時の対処法として冷やすことが挙げられます。
頭痛の種類によっては冷やさない方がいい場合もありますが、風邪に伴う頭痛の場合は、血管拡張が原因のケースが多いため、冷やしてあげると血管が収縮し、頭痛の緩和につながると考えられています。
風邪の症状が軽い場合に、市販薬で治そうとするのであれば、風邪薬または頭痛薬どちらでも頭痛は緩和されます。
世界中どこを探してもウイルスが原因の風邪を治すお薬は存在しませんので、整腸作用や鎮痛作用のある総合風邪薬がおすすめです。